紫外線量は年々増加 1分の外出でも日焼けする?!紫外線が強まる春から手軽な「着るUVカット」で対策をPR
ビューティ
2025年春の紫外線の見通しを解説します。手軽にできる紫外線へのアプローチ方法についても紹介します。
紫外線量は年々増加している
新年度が始まり、過ごしやすい気温になって、外へアクティブにお出かけする機会が増えてきますね。気温も高くなり、屋外で過ごす際は薄着になりやすい時期に入っています。
屋外で過ごす時に注意すべき点として「紫外線」が挙げられます。
こちらのグラフは、地表に到達する紫外線量の経年変化を示しています。紫外線量は、観測開始の1990年以降は増加しており、増加率は10年あたり+4.6%となっています。年々紫外線量が増えているため、紫外線対策もより一層重点的に行わなければなりませんね。
今年も早いタイミングから気温が高まり、薄着の季節が早まる
3月25日に気象庁が発表した3か月予報によると、4月以降は暖気の影響も受けやすくなるため、日ごとの気温の変化に一層の注意が必要です。
この先3か月の気温は、4月~6月にかけて北日本は「平年より高い」、東・西日本は「平年並みか高い」、沖縄・奄美は「平年並み」となるでしょう。北日本ほど平年に比べて気温が高く、例年より早く暑さを感じる日が多くなりそうです。
気温を月別に見ると、4月、5月は北日本で「平年より高い」、東・西日本では「平年並みか高い」でしょう。沖縄・奄美は4月、5月ともに「平年並み」となりそうです。
早い時期から半袖など薄着で過ごせる暖かさの日がありそうです。
降水量を月別に見ると、北海道から沖縄にかけて全国的に、4月、5月、6月とも平年との隔たりがなく「平年並み」となる見込みです。
4月、5月の天気は数日の周期で変わりやすく、東日本や西日本を中心に平年と同様に晴れの日が多い見込みです。屋外で過ごすのにも快適な日が多いシーズンです。暑さや紫外線対策に気を付けながら、梅雨入り前の晴天を有効活用してください。
気象庁が観測している月別のUVインデックス(※)を見てみると、紫外線対策が必要とされている「3」以上の値になるのは3月からです。さらに、4月の紫外線量は残暑で日差しの強い9月とほぼ同等になっています。この時期は、まだ春だからと紫外線対策を怠っている人もいるかもしれませんが、油断していてはいけません。
※UVインデックス:紫外線の人体への影響度を表す指標のこと
4月から紫外線に厳重注意 紫外線厳重注意前線2025
日本気象協会では、「紫外線厳重注意前線 2025」を発表しました。
西日本と東日本の広い範囲で4月上旬から紫外線に厳重な注意が必要になりそうです。東京は4月3日ごろから、名古屋は4月1日ごろから、大阪は4月2日ごろからと、都市部でもすでに厳重注意が必要な所が多いです。まだ紫外線対策の準備ができていない方は、早めの対策をしましょう。
北日本でも、仙台では4月17日ごろから紫外線に厳重な注意が必要で、札幌は5月2日ごろからとゴールデンウィーク中には紫外線への厳重注意が必要になり始めます。旅行やお出かけの予定がある方は、対策の準備をしておきましょう。
1分の外出でも焼ける?皮膚科医が薦める「着るUVカット」
ユニクロが実施したアンケート*にて、「あなたは、どの程度の外出から紫外線(UV)対策をしますか」という項目に対して、紫外線対策をすると答えた方の中から、5分以上の外出から対策をすると答えた方は8割以上(82.2%)でした。つまり、短時間(5分未満)の外出の際に紫外線対策をする方は1割強(17.7%)にとどまりました。
しかし、二子玉川ファミリー皮ふ科の玉城有紀院長は「実は1分の外出でも肌は紫外線のダメージを受けてしまいます。雲の隙間、ビルの反射、思いがけない場面でも紫外線は肌に届いています。例えばコンビニに行く、洗濯ものを干すだけでも365日×1分で計算すると、1年で約6時間になりますよね。ちょっとした積み重ねが将来のお肌を大きく左右します。1分だから大丈夫ではなく、1分でも対策が必要です。紫外線自体は、免疫の低下、疲労感の醸成、ストレスの高まりももたらしてしまいますので、毎日の対策がカギです。」と話します。
ただ、短時間の外出のために塗る日焼け止めクリームを塗るのは、べたつきが気になったり、こまめに塗り直すことが面倒に感じたりしますよね。
ユニクロがとったアンケートでも、半数もの人が「日焼け止めをこまめに塗り直すこと」や「日焼け止めべたつきがきになること」に対し、疲れる・うんざりすると回答しています。
日焼け止めクリームを塗ることは一般的な紫外線対策ですが、手ごろな方法としてさっと羽織れるアイテムや日傘、帽子などの物理的な遮光を用いる方法もあります。最近は、紫外線対策にも様々な選択肢が増え、自分のライフスタイルに合った方法で、紫外線対策を取り入れることができます。
長袖の服でも実は日焼けする!UVカット機能付きのアイテムを有効活用しよう
アンケートでは、長袖の服(UVカット機能はないもの)を着ることで、紫外線(UV)を防げると思いますか、という設問に対して、「ある程度は防げると思う」と回答した方は8割(83.3%)、「完全に防げると思う」と回答した方も3.3%いました。しかし玉城先生は「まちがいではありませんが、UPF(Ultra-violet Protect Factor) がない服は、うっかり日焼けにつながります。」と言います。
「UVカット機能がない長袖の服は、紫外線を全く防げないというわけではありませんが、UPF(紫外線保護係数)表示のないものは、うっかり日焼けにつながるので要注意。おしゃれのポイントとしても楽しめる色使いや種類が豊富なUVカット機能付きのパーカ・カーディガンなど、機能性とファッション性が両立されたアイテムが販売されています。 脱ぎ着しやすいので、日焼け止めが使えない敏感肌な方にご紹介したいです。
また、衣服を用いた紫外線対策の効果は、素材・織り方・色・デザインによって大きく変わります。特に、黒の衣類は紫外線を吸収してくれますが、熱を集めるため夏の着用時は熱中症にご注意ください。」と、玉城先生は注意喚起しています。
長袖や日傘、帽子などの物理的な遮光を取り入れる場合、より紫外線対策の効果を高めるためには、UVカット加工が施された服やグッズを使用するようにしましょう。 UVカットウェアやグッズを多く展開しているユニクロでは、紫外線を「反射」「吸収」する特殊な生地を使用しています。生地の編み方のテクノロジーによって、「反射」「吸収」しているため、明るい色でも十分なUVカット効果が発揮されますので、おしゃれを楽しみながら紫外線対策をすることができます。
年々増加する紫外線に、気楽に習慣化できる「着るUVカット」で対策をしていきましょう。
*アンケート概要
■調査内容:紫外線に関する意識調査
■実施者:株式会社ユニクロ
■実施期間:2025年3月13日~3月14日
■対象者:全国1038名(男性521名、女性517名) 年齢:15歳~60歳以上