注意が必要なのは、地震だけではありません。
地震で地盤が緩んでいることが予想されるため、通常よりも土砂災害の危険性が高まっていると考えられます。つまり、通常より少ない雨でも、土砂災害が起こる危険性があるということです。
このため、気象庁では、一時的に新潟県と山形県の一部地域の大雨警報・注意報、土砂災害警戒情報の発表基準を下げています。
揺れが強かった地域にお住まいの方は、いつもより、気象警報・注意報の情報や、自治体の情報を注意して確認するようになさってください。
■こんな時は土砂災害に注意!・斜面から物音がする、何かが落ちてくる、水が浸みだす
・地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる
・地鳴りがする
・いつもと違うことが起きる
土砂災害は、そのスピードとパワーが凄まじいため、災害が起きてから避難しようとしても、間に合いません。
避難指示、土砂災害警戒情報等が出てからでは遅い可能性もありますので、不安を感じたら雨が弱いうちに避難準備を進めたり、土砂災害の危険性がない地域や避難所へ移動するなど、早めの避難行動をとりましょう。
万一、危険が迫ってきたら、冷静に状況を判断しながら、安全な避難を心がけましょう。また、夜間の避難は危険ですので、夜遅い時間に雨が予想されている場合などは、明るいうちに避難を完了できるようにしましょう。
もし避難するときは、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しましょう。そしてぜひ、近所の方と声を掛け合って避難をしていただければと思います。
■避難の心得~土砂災害編~(トクする!防災)https://tokusuru-bosai.jp/refuge/refuge03.html