秋の星空の天頂近くには、4つの2等星が四角く並ぶ「秋の大四辺形」が広がっています。四辺形のなかに明るい星がないため見つけやすく、秋の星座を探す目印にされてきました。わかりにくい時は、フォーマルハウトから上の方にたどっていくと、四辺形の右下にあたる星を探すことができます。
四辺形はペガスス座の胴体、左上に輝くアルフェラッツがアンドロメダ座の頭部にあたります。アンドロメダ座の足元にはペルセウス座、ふたつの星座の間を上方にたどるとカシオペア座の姿も見ることができるでしょう。
秋の星座には、天馬ぺガススと冒険の旅に出る英雄ペルセウスの物語が描かれています。神々と人間が織り成す神話の世界を想像しながら、澄みわたる秋の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
星座図鑑・秋の星座国立天文台「ほしぞら情報」