12月の満月は、2021年で最も遠い位置にある「ミニマムムーン(マイクロムーンとも)」。最も近い満月「スーパームーン」は5月26日で、その時の満月と比較すると視直径で約12%小さく、約22%暗くなります。このような違いがうまれるのは、地球の周りを公転する月の軌道が楕円形をしているため。地球と月との距離は一定ではなく、さらに月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて変化しているからなのですね。
12月の満月の別名は「コールドムーン」。月の満ち欠けとともに生活していたネイティブアメリカンが、毎月の満月に付けていた名前です。冬が訪れ、寒さが本格的になる季節。冷たく冴え渡る夜空は、月も流星もより美しく輝かせてくれそうですね。
・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2021』 アストロアーツ
・参考サイト
国立天文台アストロアーツ