中秋の名月「十五夜」から約1か月後、旧暦9月13日の月は「十三夜」と呼ばれ、日本ではこの日にもお月見をする習慣があります。十五夜に次いで美しいとされ、十五夜の後に巡ってくるため「後(のち)の月」とも呼ばれます。十五夜と十三夜のどちらか一方しかお月見をしない「片見月(かたつきみ)」は、縁起の悪いこととされていました。
宵の頃には東の空に見ることができ、南の空に高く昇るのは22時頃。十五夜と同じように、お月見を楽しみたいですね。定番の月見団子は、十三夜には13個お供えします。
澄み渡る秋の空は、月も星々もより一層美しく輝かせてくれます。冬の寒さに入る前の今は、星空観測にぴったりの季節。黄昏時の印象的な光景を眺めてみてはいかがでしょうか。
参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2021』 アストロアーツ
参考サイト
アストロアーツ国立天文台