
26日から始まるゴールデンウィーク。その期間中、多くの観光客が訪れていますが、熱中症患者が後を絶たない鳥取砂丘では、関係者が警戒を強めています。
鳥取砂丘のビジターセンターで25日に開かれた熱中症対策会議。集まった関係者が、熱中症へのさらなる強化策を確認しました。
今シーズンは、今まで5人だった砂丘レンジャーを6人に増やし、見回り体制を強化。
また週末を中心に稼働していたドローンによる巡視を熱中症の危険度をあらわす「暑さ指数」に応じて増やすことにしました。
鳥取砂丘では、熱中症で救護した人の数が、2022年は71人でしたが、このところの対策の強化で2024年は43人に減っています。
それでも今シーズンは季節前倒しの暑さの影響か、すでに3件発生しうち1人が重症となっています。
鳥取県生活環境部自然共生課・福島良課長補佐:
人の目、それから機械の目をあわせて関係機関のみなさまと連携をとりながら熱中症対策を強化していきたい。
ゴールデンウィーク期間中、18万人余りが訪れると予想される鳥取砂丘。
関係者は、水分補給や首元を冷やすタオルの用意など、しっかり対策をとってほしいと呼びかけています。
ゴールデンウィーク期間中となる5月5日までの10日間予報です。
鳥取、倉吉、米子では週明け28日と5月3日を除けば概ね晴れる見込みです。
ただ注意が必要なのが、27日の日曜日と5月1日以降の最高気温で、25℃を越えて夏日になると予想されています。
まだ体が暑さに慣れていないので、アウトドアレジャーや農作業などの際は熱中症に注意が必要です。
島根県内の松江、隠岐、浜田です。この土日は概ね晴れて行楽日和に恵まれそうです。
松江でも最高気温が25℃以上の日が予想されますが、隠岐は20℃前後となっていて、過ごしやすい陽気で観光シーズンを迎えられそうです。
週明け月曜日と5月3日は天気がぐずつきますが、島根県内でもゴールデンウィーク後半は季節先取りの暑さに注意です。