
全国各地で大規模な林野火災が相次いでいることを受けて、鳥取県は28日に関係機関などを集めた対策検討会を開き、初動体制や予防対策の強化などを確認しました。
平井知事:
山陰でも大きな火災が今年は相次いでいるところ。我々として気を抜けないシーズンになると考えている。
28日に開かれた林野火災対策検討会には、消防や気象台などの関係機関、森林の防災を研究する有識者などが出席し、岩手や岡山、愛媛などで相次いで発生した大規模な林野火災について改めて検証するとともに、県内での対策などが報告されました。
その対策としては、消火活動に使う資機材や施設を充実、拡張すること。また消火活動の妨げとなる倒木などを撤去することなどが挙げられました。
加えて早期の消火をめざし自衛隊への応援要請を速やかに行うことなどを確認しました。
鳥取県危機管理部・浜田定則部長:
初動の応援体制なども早く発動することによって、早めに消すということに努めたい。
鳥取県によると、2025年に入って県内では林野火災と認定される火災は発生していないものの、野焼きなどが原因とみられる小規模な火災は例年以上に多発しているということで、県では改めて県民に注意を呼び掛けていくとしています。