
3月に岡山市で発生した山林火災の現場では、梅雨や台風シーズンに土砂の流出や落石が懸念されています。現場の復旧を担う岡山県の伊原木隆太知事は、改めて防災対策を急ぐ考えを示しました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「防災措置が必要か5月2日をめどに調査している。一刻も早く調査を済ませ、防災対策を立てる」
伊原木知事は4月25日の会見で、防災対策へ決意を示しました。
岡山市南区を中心に約565ヘクタールが焼け、岡山県内では最大の被害となった今回の山林火災。県は、治水機能を持つ山林が焼失したことで、雨が降った時に水が通る渓流で土砂の流出対策が必要かどうかや、治山ダムに十分な容量があるかなどを調べています。
また巨大な石も多く、固定していた木が焼けたことに伴い、落石対策の必要性についても検討しています。