準備はOK?夏至の日食を楽しむ観察方法教えます
安全で楽しく日食を観察しよう
「日食」とは、太陽と地球の間に月が入り一直線に並んだ時に起こる現象です。太陽の隠れ方で呼び名が変わり、今回日本で見ることができるのは、太陽の一部が月で隠れる「部分日食」で、今回は全国で見ることができます。なお、インド北部や台湾では、太陽と見かけがそれより少し小さい月がぴったり重なって、太陽がリング状に見える「金環日食」を見ることができます。
今から21日が楽しみですが、当然ながら太陽を直接見たりすることは危険です。「日食グラス」をお持ちの方は、必ずそちらを使ってください。
日食グラスを持っていないし、今から探すのは時間がない…そんな方も大丈夫、日食グラスを使わなくても、楽しく安全に観察する方法があります。
①麦わら帽子を使う
②木漏れ日を探す
③紙に穴を開ける
④宇宙から見てみる
※ひまわり8号では可視画像に加えて「カラー再現画像」と言われる、ある衛星のバンド帯を組み合わせた画像でも見ることができます。
※リアルタイムの衛星画像では、確認が難しい場合があります。
参考:気象庁HP(https://www.jma-net.go.jp/sat/himawari/obsimg/image_eclipse.html#eclise)
気になる当日の天気…晴れて部分日食を見られる場所は?
→「21日は「部分日食」 いつ? 天気は? 次に全国で起こるのは10年後」
気になる当日の天気ですが…一部の地域で天気の予想傾向が少し変わりました。
最新の予報では、関東や北日本の一部で雲が出やすい天気となりそうです。また、梅雨明けした沖縄も、残念ながら当日は雨が降りやすいでしょう。それ以外は広く晴れて、日食を見られるチャンスがありそうです。
まだ予報の傾向は変わる可能性があります。この後もtenki.jpで最新の予報を発表していきますので、ぜひ、こまめに最新の天気予報を確認してみてくださいね。
夏至の夕暮れに日食が見られるなんて、なんだかより太陽を特別に感じられる一日となりそうですね。ぜひ安全に、欠けていく太陽の観察を楽しんで下さい。
参考:国立天文台 https://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/obs.html